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[PR]絶対攻略!英検準2級

1次試験について

 まず、3級との違いを述べたいと思います。

 リーディングでは、3級で出題された4種類の問題に、もう一つ「長文の語句補充問題」が加わります。どういうものかと言いますと、英文で表示される二者(AとB)の会話に、AまたはBの応答が空欄になっている所があり、そこに選択肢から適切と思われる一文を挿入するという問題です。一見すると難しいように思えますが、その多くは空欄の直前の文を見れば答えを導き出せるものが多いようです。

 気になる文法ですが、高校2年生までに習うものが使われています。その中でも多くの人たちが頭を抱えるのが仮定法でしょう。

 仮定法は、翻訳や通訳を仕事としている人たちでも、完全に使いこなせるのはほんの一部です。中学で習う、ifを使った仮定法現在だけであれば簡単なのですが、準2級では仮定法過去、仮定法過去完了(この2つの名前を聞いただけで、何か嫌な思いをする人もいるかもしれませんね)を使った文章や、wishやwithoutなどを使う様々な仮定法が出題されます。筆者は翻訳をしており、その経験から言わせてもらえば、仮定法は「なんとなくわかる」では絶対に理解できません。問題集の問題を何度も解き、克服しましょう。

 リスニングにも一部変更点があります。

 会話の応答文問題ですが、3級まであったイラストが消え、完全に聴覚のみが頼りとなる問題になっています。また、文の内容一致選択の文章も、3級までは4文程度でしたが、準2級では6文ほどで構成されています。つまり、今までよりも格段に放送される内容が多くなり、それに伴って、受験者が聞き取らなければならない情報も多くなっているということです。

2次試験について

 2次試験は3級と同じ形式で行われます。面接時間も約6分と3級と全く同じです。

 準2級の2次試験における特徴として、howeverやinsteadなど、逆説を述べるための言葉が問題カードの英文の中で使用されていることが挙げられます。これはつまり、長所と短所が明白にあるもの(例:クレジットカード)がトピックとして出題されるということですので、普段から色々なものの長所と短所について考えておくと試験の際に役立つでしょう。

準2級取得のメリット

 準2級は学生、特に高校生にとっては非常に魅力的な資格です。というのも、大学の中には準2級以上の取得者に対し、様々な優遇措置をとっているところがあるからです。例えば、大学や短大などでの英語試験免除や、入学後の語学の授業の免除などです。つまり、準2級以上を持っておくと、受験や大学生活での負担が軽くなるのです。ですので、なんとしても高校在学中に取得しておきましょう。合格ラインは75点満点中の6割と言われています。